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インドのスパイス シリーズ:マスタード シード

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 これから数回に分けてインドのスパイスの紹介をして行きたいと思います。 私実はアメリカで管理栄養士の資格を持っています。現在は自営業で他の事で忙しくしているので栄養士としては働いていないのですが、せっかく頑張って取った資格なのでこの機会を借りて栄養士としてのノウハウを発揮出来たら嬉しいです。 シリーズ第一回目は私の一番好きなスパイスで マスタード シード をご紹介したいと思います。 日本では練りからしの原料でおなじみのマスタードシード。おでんやシュウマイにつけて食べると美味しいですよね〜 欧米で食べられているイエローマスタードや粒マスタードなども種類は多少異なりますがからし菜の種から出来ています。 余談ですが, からしには鼻に抜けるようなツーンとした辛味が特徴なアリルイソチオシアネートというわさびにも入っている成分が含まれています。 この成分は揮発性が高いので唐辛子の辛味とまた違った鼻の方まで刺激する辛味となります。 アリルイソチオシアネートは抗菌・抗カビ作用があり、昔からの日本人の知恵で食中毒を防ぐ為寿司や刺身と一緒にわさびを食べるのはこの成分のおかげだったのです。 意外とからしの種子そのままを見た事がある人は少ないと思いますがインド料理では種そのままを使って料理する事が多々あります。 調理したマスタードシードはふんわりまろやかな香りがして本当に美味しいです。 使い方 一般的にインドではスパイスを使う時は油を使います。「テンパリング」と言って少量の油で炒ることで香味成分と同時に脂溶性ビタミン・ミネラル諸々を油に抽出します。 マスタードシードはそのままでは余り香りがないのと皮が硬いのでテンパリングや調理する時は油と共に調理します。 熱した油に入れて少し経つと皮が裂けてポップコーンのように弾けてきます。*火傷に要注意 皮が裂ける事でマスタードの香ばしさが増すのです。私はそれが好きで一時は炒め物、スープ、ドレッシング何でも合いそうなレシピ全部に入れてました。😋 栄養価 食べる量にもよるのですが、マスタードシードには、リン、鉄分・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれます。 辛味成分(アリルイソチオシアネート)はファイトケミカルの一種で抗酸化作用などに 期待ができそうです。 あと抗菌にも効果的といわれ、ピクルスなどに入っているのを見たりします。 南インド料理には欠かせ

毎日カレー食べるの? ケララ料理だったら全然オッケー!

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インド人と暮らすって事は毎日インド料理食べるの? とか インド料理美味しいよねーお家で作るの? 毎日料理辛いのしか食べないの? ➖インド人が夫だと言うとよく聞く質問です。 日本人から見るとやはり毎日インド料理を食べるのは結構ヘビーだとか、刺激が強すぎると思われます。殆ど皆さんインド料理と言うとインド料理店で出されるタンドーリチキンとかバターチキン、大抵カレーとナンを想像される様です。            まあアメリカ人が日本人は毎日寿司を食べていると思い込んでいるのと変わらないのだけど… インド料理も日本と同様様々な郷土料理があるのですが、南と北では同じ国でも食文化が全く違ってきます。多分皆さんが想像しているインド料理の多くは北インド料理だと思います。 北インドと南インド料理の違い  北インド料理の特徴 小麦が主食 バター(ギー)・乳製品を多く使う 主にベジタリアン たまに鶏肉・ヤギ肉を使う ガラムマサラを多く使う(色々なスパイスのブレンド) カルダモン、クミン、クローブ、シナモンなどのスパイスが良く使われる クリームをよく使うのでこってり系 南インド料理の特徴 米が主食 牛乳・クリームの代わりにココナッツミルクが主流 マスタード、カレーリーフ、コリアンダー、タマリンドなどのスパイスがよく使われる 魚介類や牛・豚肉料理のレパートリーも豊富 ココナッツミルクなのでベジタリアン・ヴィーガンの人達も食べれる ココナッツやタマリンドをよく使うのでさっぱり系 インドも広いので大まかな違いを比べましたが、南インドでも州ごとに素材や調理の仕方が変わってきます。 私の旦那の出身地ケララ州は海に面していて、川も多く流れているので魚介類が豊富です。魚料理と言ったらインド人の人達はケララのフィッシュカレーを薦めてきます。 生憎ケララで獲れるようなトロピカルなお魚は他では獲れないのでうちでは鮭や他の白身魚を使ってカレーを作るのですがとっても美味しいです!レシピはまた別の記事で紹介したいと思います。 野菜料理もレパートリーが多くてとても私の一押しは緑豆スプラウトのサラダ! 少し発芽した緑豆とみじん切りした玉ねぎ、トマト、きゅうりをレモン汁と塩で和えただけの簡単なサラダなのですが夏にぴったりのさっぱりしたサラダです。 カレーのベースがココナッツミルクなのでクリームよりかさっぱりしていて、なん

ドーサ レシピ

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南インド・米クレープ 南インドの発酵食品で米粉と豆で作られたグルテンフリー・高タンパク質のクレープです。南インドでは朝ごはんにドーサとサンバー(野菜のスープ)のセットが定番です。 ドーサは私の大好きな南インド料理で、このレシピを教わって以来毎週の様に作っています。大量に生地を作って冷蔵庫で4日〜ほど持つので色々とカレー・チャットニーなどアレンジレシピが楽しめます。 沢山ある中1番のおすすめは マサラドーサ、ドーサにじゃがいものドライカレーを挟んだ物 結構腹持ち良いです ココナッツチャットニーは南インドの定番チャットニー 玉ねぎ・トマトのチャットニー チャットニーで一番好きです。ドーサに良く合います🙆 サンバー (野菜のスープ)酸っぱ辛いのがやみつきになります ご飯の代わりにカレーと一緒に食べるのも⭕ これから色々と南インド料理紹介していきたいと思います。 本来はインド米(イドリーライス)の生米とウラッドダルの乾燥豆を使いますが、時間短縮と手間を省く為このレシピは粉から作ります。十分に発酵するので大して味は変わりません。いつか生米からも挑戦してみたいのですが生から作ると手間暇3日程かかります😨 生地レシピ  米粉  (インド米)     1 カップ ウラッドダル粉  1/2カップ 水                                        3カップ程 塩                                        2ティースプーン 大きさによりますがこのレシピで5枚分位作れます。 大きめのボウル・鍋に米粉とウラッドダル粉を入れる 泡立て器などで回しながらゆっくり水を1カップずつに分けて入れる。 良く混ぜて、ホットケーキ生地くらいになったらok。硬い場合は少しずつ水を足して硬さを調節してください。あまりサラサラだと発酵しにくいのでその場合は少々米粉を足す。 ラップをかけて暖かい所30℃~で一晩発酵させる。冬場はお風呂場など長時間暖かい所に置いてください。 保温の温度にもよりますが8-10時間程置くと結構膨らんできます。発酵とともに納豆的な発酵臭も出てきます。 2−3倍に膨らんだら発酵を止める為塩を入れてスプーンで混ぜる。混ぜると元のトロトロとした生地に戻ります。 アドバイス 米粉とウラッドダル粉は2対1の割合で作ります。 水は